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リフォームとリノベーションについて

皆さん、こんにちは
今日は、リフォームとリノベーションの違いについてお話させて頂きます。

実際には厳密な区別はないのですが、よく言われている概念としては、
リノベーションとは『既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えること』と言われ、リフォームとは『老朽化した建物を建築当初の性能に戻すこと』と言われています。

戸建住宅であれば、増築や改築が『リノベーション』で、クロスの張替やキッチンの交換が『リフォーム』と言った感じでわかりやすいのですが、マンションの場合はどうでしょう。

用途や機能の変更と言っても、区分所有の部屋では規約もあって出来る範囲も限られてしまいます。
マンションなどの場合、『一度スケルトン状態にしてから作るのがリノベーション』で、『修繕を目的とした一部補修及び全面改修などがリフォーム』と区別される場合が多いみたいです。

ポイントとして、水回りの位置を変更するかどうかと言う部分があります。
水回りとは、キッチンやお風呂、洗面所などの事ですが、これらの場所を変更するには、一度スケルトン状態にする必要があります。
水回りの場所を好きな所へ移動させるのは、魅力的ですが実は気をつけなければならない事もあります。

排水位置と天井高の問題です。
マンションなどは、各部屋の排水を1階まで流すのに共有の縦の配管(縦管)が通っています。
キッチンやお風呂からの排水は、この縦管につないで排水するのですが、それには勾配が必要になってきます。

排水は、自然に水を流すので当然高い所から低い所へと言う流れが必要になります。
つまり、キッチンやお風呂から排水をするのですが、その位置は当然、共有縦管に接続する部分より高い位置にしなければいけなくなります。

排水を流す為の勾配は1/50と決まっていて、これは例えば共有縦管から10m離れた所にキッチンを設置しようとした場合、キッチンの排水位置を20cm高くしなければいけないと言う事です。
そしてそこから10mの配管で共有配管に排水するのですが、一般的に配管の一番高い場所(このケースであればキッチン部分)にあわせて床を作るので、通常より床が20cm高くなってしまいます。

マンションなどは、天井の高さも決まっている為、床があがればそれだけ天井の低い部屋が出来てしまいます。
最近、リノベーションでよく問題となっているのも、自分の好きな位置に水回りを移動させた結果、天井が低くなってしまい、部屋が狭く感じると言ったケースが多いようです。

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弊社の販売させて頂く物件は、キッチンやバスなど全面改修を行っていますが、リフォームに分類されるかと思います。
よほど何か問題があると言う場合以外は、水回りの位置は変更しません。
理由としては、リフォーム費用が高くなればそれだけ、販売価格も上がってしまうと言う事と、前述したように天井が低くなってしまう事をさける為です。

質の良いお部屋を提供させて頂く為には、販売価格とリフォーム内容のバランスが重要となってきます。

その為に私たちも常に努力して、良いお部屋を多く販売させて頂こうと思っています。
杉山